スマホEFOで離脱率を下げる方法。施策10選と離脱ユーザーへの再アプローチまで解説

スマホEFOで離脱率を下げる方法。施策10選と離脱ユーザーへの再アプローチまで解説

スマートフォン経由のアクセスが主流となった現在、入力フォームの最適化は成果を左右する重要な要素となっています。特にスマホでは、画面の小ささや操作性の違いにより、入力途中で離脱してしまうユーザーが少なくありません。せっかく商品やサービスに興味を持ったユーザーを逃してしまうことは、大きな機会損失につながります。

本記事では、スマホEFOの基本から、離脱率を下げる具体的な施策10選を体系的に解説します。さらに、EFOだけでは防ぎきれない離脱への対策として、再アプローチの考え方までわかりやすく紹介します。

EFOとは?

EFO(Entry Form Optimization)とは、入力フォームの最適化を意味し、ユーザーがストレスなく入力を完了できるように改善する取り組みのことです。入力のしやすさや分かりやすさを高めることで、途中離脱を防ぎ、コンバージョン率の向上につなげることを目的としています。

具体的には、入力項目の見直しやレイアウトの最適化、エラー表示の改善、入力補助機能の導入などが挙げられます。これらの施策を通じて、ユーザーの負担を軽減し、最後までスムーズに入力できる環境を整えます

特に現在では、スマートフォンからのアクセスが増えていることから、デバイスごとの操作性を踏まえたEFOが重要になっています。中でもスマホは入力のハードルが高いため、より丁寧な最適化が求められています。

スマホEFOの重要性

スマートフォンにおける入力フォームは、ユーザーの離脱が発生しやすいポイントの1つです。画面サイズや操作方法、入力環境などがパソコンとは異なるため、わずかな使いにくさでも途中離脱につながりやすく、成果に大きく影響します。

そのため、スマホ環境に合わせて入力フォームを最適化する「スマホEFO」が重要になります。適切な対策を講じることで離脱率を抑え、コンバージョンの向上につなげることが可能です。

ここでは、スマホにおいて入力フォームの離脱が起こりやすい3つの理由をそれぞれ解説します。

  • 画面が小さくタップミスや誤入力が起こりやすい
  • 通信環境が不安定で読み込みが遅い
  • キーボードの切り替えや入力方法がPCと異なる

画面が小さくタップミスや誤入力が起こりやすい

スマートフォンでは画面サイズが限られているため、入力フォームの各項目やボタンが密集しやすくなります。その結果、意図しない箇所をタップしてしまったり、入力ミスが発生したりといった問題が起こりやすくなります。

特に、入力欄同士の間隔が狭い場合やボタンサイズが小さい場合は、操作ミスによるストレスが大きくなり、途中離脱の原因となります。また、誤入力によってエラーが発生すると、再入力の手間が増え、ユーザーの負担はさらに高まります。

このように、スマホでは「正しく入力できないこと」自体が離脱の要因となりやすいため、タップしやすい設計や入力ミスを防ぐ工夫が重要になります。

通信環境が不安定で読み込みが遅い

スマートフォンでは、通信環境の影響を受けやすく、入力フォームの表示や送信に時間がかかることがあります。こうした状況において、ページの読み込みや処理が遅いと、ユーザーのストレスにつながりやすくなります。

特に、画像やスクリプトが多くページが重い場合は、読み込みの遅さが顕著になり、入力途中で離脱される原因となります。また、送信処理に時間がかかると、「正しく送信できているのか分からない」といった不安を与えてしまうこともあります。

通信環境はユーザー側の要因ですが、フォームの重さは設計によって改善できます。ページを軽量化し、処理状況が分かる設計にすることで、離脱を防ぎやすくなります。

キーボードの切り替えや入力方法がPCと異なる

スマートフォンでは、入力内容に応じてキーボードの切り替え操作が発生する際、その操作負担が大きくなりやすい点が特長です。PCのように物理キーボードで連続して入力できる環境とは異なり、画面上の操作が必要になるため、入力の流れが途切れやすくなります

例えば、数字入力やメールアドレス入力など、項目ごとにキーボードの切り替えが必要になる場面では、その都度操作が発生します。こうした細かな手間が積み重なることで、入力ミスやストレスにつながる場合があります。

このように、スマホではキーボードの切り替えに伴う操作負担が発生しやすいため、入力補助や設計の工夫によってスムーズに入力できる環境を整えることが重要です。

スマホEFOの施策10選

スマホ特有の課題を踏まえると、入力フォームは設計次第で離脱率に大きな差が生まれます。わずかな使いにくさでも離脱につながりやすい一方で、適切な改善を行うことで完了率を大きく向上させることが可能です。

特に、入力のしやすさや分かりやすさを高める施策は、ユーザーの負担を軽減し、スムーズな入力体験につながります。スマホ環境に最適化されたフォーム設計を行うことで、途中離脱を防ぎやすくなります。

ここでは、スマホEFOとして実践すべき具体的な施策を、目的別に分けて解説します。

▪️入力負荷を減らす施策

  • 入力項目は必要最低限に絞る
  • 項目ごとの余白を調整して誤タップを防ぐ
  • 設問数が多い場合はステップ形式に分割する
  • 文字・入力欄のサイズをスマホ向けに最適化する

▪️入力をアシストする施策

  • 入力内容に合わせてキーボードを自動切り替えする
  • 郵便番号→住所の自動入力・フリガナ自動入力を実装する
  • 入力例を表示して迷いを防ぐ
  • メールアドレスの確認欄を省略する

▪️エラー・離脱を防ぐ施策

  • リアルタイムでエラー表示する
  • 残項目数表示で完了までの見通しを可視化する

入力負荷を減らす施策

スマートフォンでは、入力そのものに手間がかかるため、わずかな負担の積み重ねが離脱につながりやすくなります。特に入力項目の多さや操作のしづらさは、ユーザーのストレスを大きく左右する要素です。

そのため、まずは「いかに入力の手間を減らすか」という視点でフォームを見直すことが重要です。ここでは、入力負荷を軽減し、スムーズに完了まで進めるための具体的な施策を紹介します。

入力項目は必要最低限に絞る

入力項目が多いほど、ユーザーの負担は大きくなり、途中離脱の原因となります。特にスマートフォンでは、1つ1つの入力に手間がかかるため、項目数の多さがそのまま離脱率に直結しやすくなります。

そのため、本当に必要な情報に絞り、不要な項目は極力削減することが重要です。例えば、後から取得できる情報や必須でない項目は削除することで、入力完了までのハードルを下げることができます。

入力のハードルを下げることは、そのまま完了率の向上につながるため、まず見直すべき基本的な施策といえるでしょう。

項目ごとの余白を調整して誤タップを防ぐ

スマートフォンでは、画面サイズが限られているため、入力項目やボタン同士の間隔が狭いと誤タップが発生しやすくなります。意図しない箇所をタップしてしまうと、入力ミスやストレスにつながり、離脱の原因となることがあります。

そのため、各入力項目の間に十分な余白を確保し、タップしやすいレイアウトにすることが重要です。また、ボタンや入力欄のサイズも適切に設計することで、操作ミスを防ぎやすくなります。

こうした細かな調整は見落とされがちですが、スマホにおける操作性を大きく左右する要素であり、離脱率の改善に直結する重要なポイントです。

設問数が多い場合はステップ形式に分割する

入力項目が多いフォームでは、すべてを1ページにまとめてしまうと、ユーザーにとって心理的な負担が大きくなります。特にスマートフォンでは、一度に表示できる情報量が限られているため、長いフォームは離脱の原因になりやすくなります。

そのため、設問数が多い場合は、入力フォームを複数のステップに分割することが有効です。1画面あたりの情報量を減らすことで、ユーザーは「これなら進められそう」と感じやすくなり、入力のハードルを下げることができます。

また、ステップごとに区切ることで進行状況が分かりやすくなり、途中離脱の抑制にもつながります。入力の負担を分散させる設計は、スマホEFOにおいて重要なポイントの1つです。

参考:i Lumine>新規会員登録

文字・入力欄のサイズをスマホ向けに最適化する

スマートフォンでは、文字や入力欄のサイズが小さいと視認性や操作性が低下し、入力のしづらさにつながります。特に文字が小さすぎる場合、内容を正しく読み取れず、入力ミスやストレスの原因となることがあります。

一般的に、スマホの入力フォームでは16px以上の文字サイズが推奨されており、無理なく読み取れる設計にすることが重要です。文字が小さいと、自動で拡大表示が発生し、操作しづらくなる場合もあります。

また、入力欄が狭いとタップしにくくなり、意図した位置にカーソルを合わせづらくなることもあります。こうした点を踏まえ、文字サイズや入力欄の大きさを適切に設計することで、スムーズに入力できる状態を整えることができます。

入力をアシストする施策

入力負荷を減らすだけでなく、ユーザーが迷わずスムーズに入力できるようにサポートすることも重要です。入力中に手が止まる要因を取り除くことで、離脱を防ぎやすくなります。

そのため、入力の流れを途切れさせない設計や、迷いを減らす工夫が求められます。ここでは、入力を補助し、ストレスなく完了できる状態を整えるための施策を紹介します。

入力内容に合わせてキーボードを自動切り替えする

スマートフォンでは、入力内容に適したキーボードが表示されていないと、ユーザーが手動で切り替える必要があり、入力の手間が増えてしまいます。例えば、電話番号や郵便番号の入力時に数字キーボードが表示されない場合、操作のたびに切り替えが発生し、入力の流れが途切れやすくなります。

そのため、入力欄ごとに適切なキーボードが表示されるように設定することが重要です。これにより、ユーザーは余計な操作をせずにスムーズに入力を進めることができます。

入力の流れを途切れさせない設計は、スマホEFOにおいて基本的かつ効果的な施策の1つといえます。

参考:ZOZOTOWN>新規会員登録

郵便番号→住所の自動入力・フリガナ自動入力を実装する

スマートフォンでは、文字入力そのものに手間がかかるため、入力項目が増えるほどユーザーの負担が大きくなります。特に住所やフリガナの入力は文字数が多く、途中で離脱につながりやすいポイントの1つです。

そのため、郵便番号から住所を自動入力する機能や、氏名からフリガナを自動生成する仕組みを導入することで、入力の手間を大きく軽減できます。ユーザーが入力する情報量を減らすことができるため、スムーズな入力につながります。

こうした入力補助を取り入れることで、ユーザーの負担を減らし、完了までのハードルを下げることができます。

入力例を表示して迷いを防ぐ

入力フォームでは、入力形式が分かりにくいとユーザーが手を止めてしまい、離脱につながる原因となります。特にスマートフォンでは、入力と確認を行き来する操作が手間になりやすく、迷いが生じるとそのまま離脱してしまうケースも少なくありません。

そのため、各入力欄に具体的な入力例を表示し、どのように入力すればよいかを一目で分かるようにすることが重要です。例えば、「例:example@gmail.com」などと記載することで、ユーザーは迷わず入力を進めることができます。

入力の迷いをなくすことで、スムーズな入力体験につながり、途中離脱を防ぎやすくなります。

参考:タカシマヤファッションスクエア>会員登録申し込み

メールアドレスの確認欄を省略する

メールアドレスの確認欄は、入力ミスを防ぐ目的で設けられることがありますが、スマートフォンでは同じ内容を2回入力すること自体が大きな負担になりやすくなります。特に長いメールアドレスは入力の手間がかかり、途中離脱の原因にもなります。

そのため、確認欄を設ける代わりに、リアルタイムで入力ミスを検知したり、入力内容を見直しやすくしたりする方法を検討することが重要です。重複入力を避けることで、スムーズに入力を進めやすくなります。

エラー・離脱を防ぐ施策

入力中のエラーや不安は、ユーザーの離脱を招く大きな要因となります。特にスマートフォンでは、修正の手間が増えることで、そのまま離脱につながるケースも少なくありません。

そのため、入力中のストレスを減らし、安心して最後まで進める状態をつくることが重要です。ここでは、エラーによる離脱を防ぎ、スムーズに完了まで導くための施策を紹介します。

リアルタイムでエラー表示する

入力フォームにおいて、エラーが送信後にまとめて表示されると、どこを修正すべきか分かりづらく、ユーザーの負担が大きくなります。特にスマートフォンでは、再入力やスクロールの手間が増え、離脱につながりやすくなります。

そのため、入力中にエラーをリアルタイムで表示し、その場で修正できるようにすることが重要です。例えば、入力形式が異なる場合に即座にエラーメッセージを表示することで、ユーザーは迷わず修正を行うことができます。

入力の手戻りを減らすことで、スムーズに完了まで進めやすくなります。

参考:SALOMON>新規会員登録

残項目数表示で完了までの見通しを可視化する

入力フォームでは、あとどれくらいで完了するのかが分からないと、ユーザーは不安を感じやすくなります。特にスマートフォンでは全体像が把握しづらく、「まだ続くのか」と感じた時点で離脱につながることがあります。

そのため、残りの入力項目数や進捗状況を表示し、完了までの見通しを分かりやすくすることが重要です。例えば「残り3項目」や進捗バーを表示することで、ユーザーは安心して入力を進めることができます。

ゴールが明確になることで、途中で離脱することなく、最後まで入力を完了しやすくなります。

スマホEFOにはツールの導入がおすすめ

スマホEFOの施策は自社で実装することも可能ですが、開発や検証にはコストや工数がかかるため、すべてを内製で対応するのは現実的ではないケースも少なくありません。特に、継続的な改善まで含めて運用する場合は、負担が大きくなりやすくなります。

そのため、専用のツールを活用することで、効率的にEFOを導入・改善していく方法も有効です。あらかじめ必要な機能が用意されているため、スムーズに施策を実行しやすくなります。

例えばformrunでは、テンプレートをもとに簡単にフォームを作成できるほか、入力補助やエラー表示などのEFO機能を簡単に導入することができます。また、フォームの改善に役立つデータも確認できるため、運用しながら最適化を進めやすくなります。

参考:formrun

EFOだけでは取りこぼしてしまう離脱を回収するには

スマホEFOによって入力フォームの改善を進めることで、離脱率を下げることは可能です。しかし、すべての離脱を防ぐことは難しく、一定数のユーザーは途中で離脱してしまいます。

そのため、離脱を減らすだけでなく、離脱後のユーザーへの対応も含めて考えることが重要です。ここでは、EFOでは防ぎきれない離脱への対策について解説します。

EFOで減らせる離脱・減らせない離脱を理解する

入力フォームの離脱には、大きく分けて「EFOによって改善できる離脱」と「EFOだけでは防ぎきれない離脱」があります。

例えば、「入力項目が多い」「エラーが分かりづらい」「フォームが見づらい」といった要因による離脱は、EFOによって改善することが可能です。入力のしやすさや分かりやすさを高めることで、こうした離脱は減らしていくことができます。

一方で、「やっぱり購入をやめよう」といった購買意欲の揺らぎや、価格への迷い、タイミングのズレなどが原因で離脱するケースもあります。これらはフォームの改善だけでは解決が難しく、EFOだけでは防ぎきれない領域といえます。

このように、離脱の種類ごとに原因は異なるため、それぞれの特性を正しく理解し、それに応じた対策を講じることが重要です。

離脱後ユーザーへの再アプローチで取りこぼしを防ぐ

入力フォームでは、一定数のユーザーが途中で離脱することは避けられません。そのため、離脱後に再アプローチすることで、取りこぼしを減らす視点が重要になります。

こうした対応は自社で行うことも可能ですが、離脱ユーザーの特定や適切なタイミングでのフォロー、チャネルごとの管理など、運用の負担が大きくなりやすい点が課題です。継続的に取り組むには、一定のリソースと仕組みが求められます。

そのため、外部サービスを活用することで、効率的に再アプローチを行う方法もあります。例えば「ReCV」は、メール・SMS・電話といった複数のチャネルを活用し、離脱ユーザーへのフォローを一元的に行えるサービスです。

ユーザーの反応や行動データをもとにアプローチできるため、取りこぼしていたユーザーの回収につなげやすくなります。また、AIによる電話対応で注文受付まで完了できる仕組みもあり、サイトに戻らずにコンバージョンに至る導線を設計できる点も特長です。

⇨ReCVについて詳しく知りたい方はこちら

まとめ

スマートフォンにおける入力フォームは、操作性や入力方法の特性から離脱が発生しやすく、対策の有無によって成果に大きな差が生まれます。入力しやすい設計を意識したスマホEFOに取り組むことで、離脱率を抑え、完了率の向上につなげることが可能です。

一方で、EFOだけでは防ぎきれない離脱があることも踏まえておく必要があります。購買意欲の変化やタイミングによる離脱に対しては、再アプローチといった別の視点での対策が求められます。

入力フォームの改善と離脱後のフォローを組み合わせることで、取りこぼしを減らし、より安定した成果につなげることができます。全体の導線を見直しながら、継続的に改善を重ねていくことが重要です。

株式会社ストークメディエーション

パーソナライズヘアカラーブランド『COLORIS(カラリス)』を展開し、定期通販サービスを提供している。 『COLORIS』では、WEB カウンセリングに基づいて、一万通りの処方から一人ひとりに最適な処方で、ヘアカラー&トリートメントをカスタマイズして販売。購入後もマイページ上で担当スタイリストが継続サポートを行う。 『COLORIS』は、宝島社の美容誌「&ROSY」2020年3月号の「編集部が選ぶベストコスメ」にて、ヘアケア部門で第1位を受賞。

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株式会社エイチームウェルネス

エイジングケア化粧品ブランド『lujo』などの開発・販売を行う。 『lujo』は、さまざまなテクノロジーを用いた成分や処方により、効果を実感できるエイジングケアを目指した、化粧品ブランド。化粧水や美容クリーム、リキッドファンデーションなどの製品を取りそろえる。 同社は、比較サイトや情報サイトなど、さまざまなウェブサービスの企画・開発・運営などを行う「株式会社エイチーム」のグループ会社である。

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株式会社オモヤ

「人×価値あるもの×テクノロジーで世界中を幸せにする」をミッションに掲げ、EC事業・広告制作事業を展開。4つのECブランドを運営し、体にまつわる女性の悩みやコンプレックスを解消するほか、生活習慣の改善やわんちゃんの健康をサポートする商品を提供している。

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