ECサイトのコンバージョン率(CVR)とは?改善施策やおすすめツールをご紹介
ECサイトのコンバージョン率(CVR)とは?改善施策やおすすめツールをご紹介
ECサイトを運営する中で、「ecサイトのCVRが思うように伸びない」「どこを改善すれば成果につながるのか分からない」と悩む方は少なくありません。CVRはECサイトの成果を左右する重要な指標であり、その数値によって売上の伸び方は大きく変わります。
本記事では、ecサイトのCVRに着目し、数値が伸び悩む背景や改善の考え方、具体的な施策例を順を追って解説します。読み進めることで、ecサイトのCVRを確認・改善する際に「まず何をチェックし、どこから手を付けるべきか」が明確になり、実際の見直し作業にすぐ活かせる視点を身につけることができるでしょう。
コンバージョン率(CVR)とは
Webサイトや広告の成果を考える際によく使われる言葉に、「CV(コンバージョン)」と「CVR(コンバージョン率)」があります。まずCVとは、サイトやページ上で達成したい最終的な成果を指します。例えば、商品購入、資料請求、会員登録、問い合わせの送信などが代表的なCVです。どの行動をCVとするかは、サイトや施策の目的によって異なります。
一方、CVRはサイトを訪れた人のうち、どれくらいの割合がCVに至ったかを示す指標です。単にCVの件数を見るだけでは、成果が出ているのか判断しにくい場合がありますが、CVRを見ることで「訪問者に対してどれだけ効率よく成果を生み出せているか」を把握できます。そのため、CVRは業種やサイトの種類を問わず、Web施策全体の改善状況を確認するうえで欠かせない指標とされています。
CVRは、集客数が多くても成果につながっていなければ低くなり、逆に訪問者数が少なくても、目的の行動を取る人が多ければ高くなります。このことから、CVRは単なるアクセス数では見えないサイトや導線の分かりやすさ、情報の伝わりやすさを反映する数値ともいえます。
ECサイトのコンバージョン率の計算方法と目安
CVやCVRの基本的な考え方を理解したうえで、次に気になるのが「自社ECサイトのCVRは高いのか、それとも低いのか」という点ではないでしょうか。その判断を行うためには、ECサイトのCVRがどのように計算されるのかを知り、あわせて一般的な目安を把握しておくことが重要です。
ここでは、ECサイトにおけるCVRの計算方法と、数値を確認する際に知っておきたい考え方について解説します。
ECサイトのコンバージョン率(CVR)の計算方法
ECサイトのコンバージョン率(CVR)は、サイトを訪れた人のうち、どれくらいの割合が商品購入に至ったかを数値で表したものです。計算方法はシンプルで、次の式で求められます。
- CVR(%)= 商品購入者数 ÷ サイト訪問者数 × 100
例えば、ある期間にECサイトを訪れた人が1,000人、そのうち商品を購入した人が20人だった場合、CVRは2%となります。このように、CVRは訪問者数と購入者数が分かれば簡単に算出でき、ECサイトの成果を客観的に確認する際の基本指標として活用されています。
ただし、CVRは単体の数値だけを見るのではなく、期間や施策ごとに比較することが大切です。数値の変化を追うことで、改善施策の効果やサイトの状態を把握しやすくなります。
ECサイトのコンバージョン率(CVR)の目安
ECサイトのCVRは、一般的に1%〜3%程度が1つの目安とされています。ただし、この数値はあくまで全体的な傾向であり、取り扱う商品カテゴリによって大きく異なる点には注意が必要です。そのため、自社ECサイトのCVRを判断する際は、全体平均だけでなく、同じ商品カテゴリの平均値と比較することが重要になります。
Adobe社が調査・発表したデータによると、ECサイトの商品カテゴリ別の平均CVRには以下のような違いがあります。ヘルスケアやギフト関連の商品は比較的CVRが高い一方で、家電やDIYツールなどは低めの傾向が見られます。
| 商品カテゴリ | 平均CVR |
|---|---|
| ヘルスケア | 5.8% |
| ギフト | 4.7% |
| アパレル | 3.9% |
| スポーツ | 2.8% |
| ジュエリー・コスメ | 2.7% |
| 自動車部品 | 2.5% |
| インテリア | 2.3% |
| 家電 | 1.7% |
| DIYツール | 1.6% |
| その他 | 3.3% |
参考:Adbobe「CONSUMER ELECTRONICS REPORT Adobe Digital Insights」
このように、CVRの高低は「良い・悪い」で単純に判断できるものではありません。まずは自社が扱う商品カテゴリの平均CVRを把握し、その数値と比較したうえで、自社ECサイトの現状を確認することが大切です。目安を知ることで、改善の余地がどの程度あるのかを冷静に判断しやすくなるといえます。
ECサイトのコンバージョン率が下がる原因
ECサイトのCVRが目安より低い場合でも、必ずしも特別な問題が起きているとは限りません。ただし、CVRが継続的に下がっていたり、改善施策を行っても数値が変わらなかったりする場合には、サイトや集客のどこかに原因が潜んでいる可能性があります。ECサイトのCVRは、1つの要因だけで下がるのではなく、複数の要素が重なって影響するケースがほとんどです。
ここでは、ECサイトでよく見られるCVRが下がる主な原因を整理し、それぞれどのような点に注意すべきかを分かりやすく解説します。自社ECサイトの状況と照らし合わせながら読み進めることで、改善のヒントを見つけやすくなるはずです。
- サイト訪問者がターゲットと異なる
- ECサイトの構造や読み込み速度に問題がある
- 商品購入までの動線に問題がある
- サイト内の情報が不足している
- 市場や環境の変化に対応できていない
サイト訪問者がターゲットと異なる
ECサイトのCVRが下がる原因として多いのが、サイトを訪れている人と、実際に商品を購入してほしいターゲットが一致していないケースです。CVRは「商品購入者数 ÷ サイト訪問者数」で計算されるため、商品購入者数が増えないままサイト訪問者数だけが増えると、結果としてCVRは下がってしまいます。
例えば、商品と関連性の低い広告やキーワードからの流入が増えると、アクセス数は伸びても購入につながりにくくなります。このような状態では、一見すると集客が成功しているように見えても、CVRの観点では逆効果になる場合があります。
集客施策を見直す際は、「誰に向けたECサイトなのか」をあらためて整理し、ターゲットに合った訪問者を集められているかを確認することが重要です。
ECサイトの構造や読み込み速度に問題がある
ECサイトの構造が分かりにくかったり、ページの読み込みに時間がかかったりすることも、CVRが下がる大きな原因の1つです。サイトを訪れた人は、操作に迷ったり表示を待たされたりすると、購入を検討する前に離脱してしまう傾向があります。
例えば、カテゴリ構成が複雑で商品ページにたどり着きにくい場合や、ページ遷移のたびに読み込みが発生する場合は、ユーザーにとってストレスとなります。特にECサイトでは、「商品を探す」「内容を確認する」「購入手続きに進む」といった一連の流れがスムーズであることが重要です。この流れが途中で途切れてしまうと、CVRの低下につながりやすくなります。
また、画像が重すぎる、不要なスクリプトが多いといった要因によって表示速度が遅くなるケースも少なくありません。ECサイトの構造や表示速度は、見た目以上にCVRへ影響を与える要素であるため、ユーザー目線で使いやすい設計になっているかを定期的に確認することが大切です。
商品購入までの動線に問題がある
商品購入までの動線設計が十分でない場合、ユーザーに余計な手間やストレスを与えてしまい、CVRが下がる原因となります。ECサイトでは、「できるだけ手間なく購入したい」と考えるユーザーが多く、購入までの流れが分かりにくいだけで離脱につながることも少なくありません。
例えば、入力項目が多すぎるフォームや、購入手続きの途中で何度もページ遷移が発生する設計は、ユーザーの負担を大きくします。また、利用できる決済方法が限られている場合も、「自分に合った支払い方法がない」という理由で購入を諦めてしまうケースがあります。こうした状態は、商品をカートに入れたにもかかわらず購入に至らない「カゴ落ち」を引き起こしやすくなります。カゴ落ちについては以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
⇨参考記事:カゴ落ちとは?原因・対策例とおすすめツールもご紹介(成功事例つき)
購入動線の分かりやすさや使いやすさは、CVRに直結する重要な要素です。ユーザーが迷わず、ストレスを感じることなく購入完了まで進める設計になっているかを見直すことで、CVRの改善だけでなく、リピート利用にもつながる可能性も高まります。
サイト内の情報が不足している
ECサイトでは実際に商品を手に取って確認できないため、商品に関する情報が不足していると、購入をためらわれやすくなり、CVRの低下につながります。ユーザーは、限られた情報の中で「本当に自分に合った商品かどうか」を判断する必要があり、少しでも不安が残ると離脱してしまう傾向があります。
例えば、商品画像が少ない、サイズ感や使用イメージが分かりにくい、特徴や仕様の説明が不十分といった状態では、購入の判断材料が足りません。その結果、「もう少し調べてからにしよう」と後回しにされ、CVRが下がってしまうことがあります。
CVRを向上させるためには、ユーザーが購入前に感じやすい不安や疑問を想定し、それを解消する情報を十分に用意することが重要です。必要な情報が過不足なく整理されていれば、ユーザーは安心して購入を検討できるようになり、CVR改善にもつながります。
市場や環境の変化に対応できていない
ECサイトのCVRは、サイト内部の要因だけでなく、市場や利用環境の変化によっても影響を受けます。ユーザーの購買行動や価値観は常に変化しており、以前は問題なかった施策や設計が、現在では合わなくなっているケースも少なくありません。
例えば、スマートフォン利用の増加により、操作性や表示の分かりやすさに対する期待は年々高まっています。また、競合ECサイトの増加によって、価格や配送条件、サービス内容を比較されやすくなっている点も無視できません。このような環境変化に対応できていない場合、ユーザーは他の選択肢へ流れてしまい、結果としてCVRが下がることがあります。
CVRの低下を防ぐためには、現在のユーザー行動や市場の状況に自社ECサイトが合っているかを定期的に見直すことが重要です。過去の成功事例にとらわれず、環境の変化を前提として改善を続ける姿勢が、安定したCVR維持につながります。
ECサイトのコンバージョン率を向上させる施策例
ECサイトのCVRは、原因を把握するだけでは改善しません。重要なのは、自社ECサイトの状況に合わせて、適切な施策を選び、順番に取り組むことです。CVR改善と聞くと難しく感じるかもしれませんが、実際には、基本的な見直しから取り組める施策も多く存在します。
ここでは、ECサイトのCVR向上を目的として、取り組みやすく、効果につながりやすい施策例を紹介します。すべてを一度に実施する必要はなく、自社ECサイトの課題に合ったものから少しずつ取り入れていくことで、CVR改善を進めやすくなりるでしょう。
- 集客施策を見直す
- モバイル(スマートフォン)対応の最適化をする
- サイト表示速度の向上やエラー防止に努める
- 入力フォームの最適化をする
- チャットボットを用意する
- レコメンド機能を導入する
- 商品情報を充実させる
- レビューや事例を充実させる
- 複数の決済方法を用意する
- 離脱防止のポップアップを活用する
- 顧客にヒアリングする
- カゴ落ち後のフォローを実施する
集客施策を見直す
ECサイトのCVRを改善するうえで、まず見直したいのが集客施策の内容です。広告やSNSなどで多くのユーザーを集めていても、その中に商品ニーズの低いユーザーが多ければ、CVRは下がってしまいます。特に、広告のターゲティングが適切でない場合、広告費だけがかかり、成果につながらない状態になりやすくなります。
集客施策を見直す際は、想定しているターゲットと、実際にECサイトを訪れているユーザーにズレがないかを確認することが重要です。例えば、設定したペルソナに対して、広告文やキーワード、SNSでの訴求内容が合っているかをあらためて見直してみましょう。
集客の量を増やすことだけに目を向けるのではなく、自社の商品に関心を持ちやすいユーザーを適切に呼び込めているかを意識することで、CVRの改善につながりやすくなるでしょう。
モバイル(スマートフォン)対応の最適化をする
近年、ECサイトへのアクセスはスマートフォンからの割合が高まっており、モバイル対応の質がCVRに与える影響は非常に大きいといえます。スマートフォンで閲覧した際に、文字が小さい、ボタンが押しづらい、画面操作がしにくいと感じると、購入前に離脱されてしまう可能性が高まります。
例えば、PCでは問題なく見えるデザインでも、スマートフォンでは情報が詰まりすぎていたり、購入ボタンまでたどり着きにくかったりするケースがあります。このような状態では、商品に興味を持っていても、操作のしづらさが原因で購入を諦めてしまうことがあります。
ECサイトのCVRを高めるためには、スマートフォンでの見やすさや操作のしやすさを前提に設計されているかを確認することが重要です。実際にスマートフォンで商品検索から購入完了までの流れを操作し、ストレスなく進めるかをチェックすることで、改善点が見えやすくなります。
サイト表示速度の向上やエラー防止に努める
ECサイトを利用する際、ページの表示や操作に違和感を覚えると、ユーザーは購入前であっても簡単に離脱してしまいます。特に、ページの切り替えに時間がかかったり、操作の途中で画面が止まったりする状態は、購入意欲そのものを下げてしまう要因になりやすいといえます。
また、購入手続き中に予期せぬ画面遷移やエラーメッセージが表示されると、「このまま進んで大丈夫なのか」という不安を与えてしまいます。ECサイトでは、こうした小さな不安が積み重なることで、結果的にCVRが下がってしまうケースも少なくありません。
CVRを意識するうえでは、見た目や訴求内容だけでなく、ユーザーが安心して操作を続けられる状態が保たれているかという視点も重要です。ページ表示や操作の流れに違和感がないかを定期的に確認し、ユーザーが途中で立ち止まらずに購入完了まで進める環境を整えることが、CVR改善につながるといえるでしょう。
入力フォームの最適化をする
ECサイトにおいて、入力フォームは購入完了直前にユーザーが必ず通る重要なポイントです。この入力フォームが使いにくい場合、商品に興味を持っていても、途中で購入を諦めてしまうことがあります。
例えば、入力項目が多すぎる、必須項目が分かりにくい、エラーの原因が把握しづらいといった状態は、ユーザーにとって大きな負担になります。特に、スマートフォンからの利用では、文字入力や画面切り替えの手間が増えるほど、離脱のリスクが高まります。
CVRを向上させるためには、本当に必要な情報だけを求める設計になっているかを見直すことが重要です。また、入力途中で迷わないように、項目の意味や入力例を分かりやすく示すことも効果的です。入力フォームを「作業」ではなく「自然な流れ」として進められる状態に整えることで、購入完了まで到達しやすくなり、CVR改善につながります。
チャットボットを用意する
ECサイトで商品を検討しているユーザーは、疑問や不安が生じた際に、できるだけ早く答えを得たいと考える傾向があります。問い合わせへの返信に時間がかかると、その間に購入意欲が下がり、離脱につながってしまうケースも少なくありません。
チャットボットを用意することで、ユーザーからの質問に待ち時間なく応答できる環境を整えることができます。例えば、サイズ感や在庫の有無、配送方法など、購入前によく発生する質問に対して即座に回答できれば、ユーザーは安心して検討を続けやすくなります。返信が早いこと自体が、購入の後押しになる場合もあります。
また、チャットボットは時間帯に左右されず対応できるため、営業時間外でもユーザーの疑問を解消できます。購入を迷っているタイミングで必要な情報をすぐに提供できれば、購入意欲を保ったまま手続きを進めてもらいやすくなります。「いつでも聞くことができ、すぐに答えが返ってくる」環境を整えることが、CVR向上につながる施策の1つといえるでしょう。
レコメンド機能を導入する
ECサイトでは、ユーザーがすべての商品を自分で探し出すとは限りません。そのため、ユーザーの興味や行動に合わせて商品を提案する仕組みを用意することは、CVR向上において有効な施策の1つです。
例えば、閲覧中の商品と関連性の高い商品や、よく一緒に購入されている商品が自然に表示されていれば、ユーザーは追加で商品を検討しやすくなります。自分に関係のある情報が提示されることで、商品探しの手間が減り、購入までの流れもスムーズになります。
レコメンド機能は、購入点数を増やす目的だけでなく、「このECサイトは自分に合った商品を提案してくれる」という印象を与える点でも効果的です。ユーザーが迷わず商品選びを進められる環境を整えることで、結果としてCVRの改善につながりやすくなるでしょう。
商品情報を充実させる
ECサイトでCVRを高めるためには、商品ページ内の情報量と分かりやすさが重要です。ユーザーは商品購入前に、「自分に合っているか」「期待通りの商品か」を判断しようとしていますが、その判断材料が不足していると、購入をためらう原因となってしまいます。
例えば、商品の特長が簡潔に整理されていない、どんな人に向いているのかが分からないといった状態では、ユーザーは比較や検討を進めにくくなります。また、サイズ感や使用方法、注意点などが分かりづらい場合も、不安を感じて購入を見送る原因になりやすくなります。
CVR改善を意識するのであれば、ユーザーが購入前に知りたい情報を先回りして伝えられているかを確認することが大切です。商品の特長やメリットを整理し、必要な情報を過不足なく伝えることで、購入判断を後押ししやすくなり、結果としてCVRの向上につながります。
レビューや事例を充実させる
ECサイトでは、商品説明だけでなく、実際に購入・利用した人の声がCVRに大きく影響します。初めて商品を購入するユーザーにとって、第三者の意見は重要な判断材料となり、「自分も同じように満足できそうか」を考える手がかりになります。
例えば、レビューがまったく掲載されていない場合や、内容が少なすぎる場合、ユーザーは不安を感じやすくなります。一方で、使用感や満足点、購入の決め手などが具体的に書かれたレビューや事例があれば、商品への理解が深まり、購入後のイメージもしやすくなります。
CVRを高めるためには、良い評価だけでなく、率直な感想が掲載されているかも重要なポイントです。実際の利用シーンが伝わるレビューや事例を充実させることで、商品への信頼感が高まり、購入判断を後押ししやすくなります。
複数の決済方法を用意する
ECサイトで購入を検討しているユーザーの中には、希望する決済方法が使えないことを理由に、購入を諦めてしまう人も少なくありません。商品や価格に納得していても、支払い方法が合わなければ、購入完了まで進んでもらえない可能性があります。
例えば、クレジットカード決済しか選べない場合、カード利用に抵抗があるユーザーや、別の支払い方法を希望するユーザーは離脱しやすくなります。一方で、複数の決済方法が用意されていれば、自分に合った支払い手段を選べるため、購入時の心理的なハードルを下げることができます。
CVRを高めるためには、どの決済方法が利用できるかを事前に分かりやすく伝えているかも重要なポイントです。購入直前になって初めて選択肢が限られていると分かると、離脱につながりやすくなります。ユーザーが安心して購入手続きに進める環境を整えることで、CVRの改善につながりやすくなるでしょう。
離脱防止ポップアップを活用する
ECサイトでは、商品ページやカート画面を閲覧したまま、購入に至らず離脱してしまうユーザーも少なくありません。こうしたタイミングで有効なのが、離脱しそうなユーザーに対して表示されるポップアップです。
例えば、ページを閉じようとした瞬間や、一定時間操作がなかった場合に、割引情報や送料無料の案内、検討を後押しするメッセージを表示することで、ユーザーの関心を引き留められる可能性があります。購入を迷っている段階で追加の情報を提示することが、行動のきっかけになることもあります。
ただし、ポップアップは使い方を誤ると逆効果になりかねません。表示頻度が高すぎたり、内容が分かりにくかったりすると、かえってストレスを与えてしまいます。ユーザーの行動や状況に合わせて、必要なタイミングで適切な情報を伝えることを意識することで、離脱防止とCVR改善の両立が期待できます。
離脱防止のメリットや活用例については以下の記事でも詳しく説明しているので、ぜひご確認ください。
⇨参考記事:離脱防止ポップアップとは?メリット・活用例・ツールの選び方まで徹底解説
顧客にヒアリングする
ECサイトのCVRを改善するうえで有効なのが、実際に購入に至らなかった理由を顧客から直接聞くことです。アクセス解析や数値だけでは、「なぜ迷ったのか」「どこで不安を感じたのか」といった本音までは把握しきれないケースも少なくありません。
特に、商品をカートに入れたあとで離脱する、いわゆるカゴ落ち顧客は、購入意欲が一定以上あったユーザーです。そのため、こうした顧客に対して架電などで理由をヒアリングできれば、CVR改善につながる具体的なヒントを得られる可能性があります。実際に聞き取った内容は、商品ページの改善やFAQの追加、購入動線の見直しなど、他の施策へ横展開しやすい情報になります。
こうした取り組みを効率的に行いたい場合には、カゴ落ち顧客へのフォローやヒアリングに対応したツールを活用するのも1つの方法です。 例えば、ReCVは、カゴ落ち顧客に対してSMSや電話などを活用し、購入の後押しだけでなく、購入に至らなかった理由の把握にもつなげやすい仕組みを提供しています。得られた声をもとに施策を改善していくことで、CVR向上を継続的に目指すことができます。
⇨ReCVについて詳しく知りたい方はこちら
カゴ落ち後のフォローを実施する
ECサイトでは、商品をカートに入れたものの購入に至らず離脱してしまう、いわゆるカゴ落ちが一定数発生します。こうしたユーザーは、購入意欲が比較的高い状態であるため、適切なフォローを行うことでCVR改善につながる可能性があります。
カゴ落ち後のフォローでは、SMSやメール、電話など複数のチャネルを活用したリマインドが有効です。ただし、ここで注意したいのが、すでに注文が完了しているユーザーに対して、誤って再度案内を送ってしまうケースです。重複した案内は、ユーザーに不信感を与えたり、二重注文の原因になったりする恐れがあります。
そのため、カゴ落ち施策を行う際は、受注データと連携し、購入済みのユーザーには案内を送らない体制を整えることが重要です。 例えば、ReCVでは、受注データと連携が可能なため、購入が完了しているユーザーへの重複したリマインドを防ぎながら、カゴ落ち顧客へのアプローチを行いやすくなります。
⇨ReCVについて詳しく知りたい方はこちら
適切なタイミングと方法でフォローを行うことで、ユーザー体験を損なうことなく、購入完了を後押しできます。カゴ落ち後の対応を仕組み化することは、CVR向上に向けた重要な取り組みの1つといえるでしょう。
ECサイトのコンバージョン率向上にはツールの導入がおすすめ
ECサイトのCVR改善では、すべてを自社だけで把握・改善し続けるのは簡単ではありません。そこで有効なのが、課題の発生タイミングに応じたツールの活用です。CVRが下がるポイントは、「離脱前」と「離脱後」で性質が異なるため、それぞれに適したツールを選ぶことが重要になります。例えば、サイト訪問直後や入力途中で離脱が多い場合には、Webサイト改善ツールやEFOツールが有効です。
- Webサイト改善ツール
サイト全体の導線や使いやすさに関わる課題を改善し、ユーザーがスムーズに購入フローへ進めるようにすることを目的としたツール - EFOツール(Entry Form Optimization)
WEBサイトのフォームをユーザーが入力しやすいように最適化するツール
以下の参考記事でも紹介している Sprocket や Repro は、ユーザー行動を可視化しながら、ポップアップやWeb接客によって購入前の迷いを減らすアプローチができます。また、Gyro-n EFO や BOTCHAN EFO のようなEFOツールは、入力フォームでのつまずきを軽減し、離脱防止に役立ちます。
一方で、商品をカートに入れたあとに離脱してしまうケースでは、カゴ落ち対策ツールの活用が効果的です。カゴ落ち対策ツールについては以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
⇨参考記事:カゴ落ち対策ツール16選!サイト・フォーム改善から離脱後の対策まで網羅
ECサイトのコンバージョン率向上にはReCVがおすすめ

ReCVは、購入手続きの途中で離脱してしまったユーザーに対し、離脱後のフォローに特化したカゴ落ち対策ツールです。カゴ落ちは「商品への関心がなくなった」というよりも、「その場では決めきれなかった」「後で続きをしようと思っていた」といった理由で起こることも少なくありません。ReCVは、そうしたユーザーに対して、購入を思い出してもらうためのきっかけをつくる役割を担います。
ReCVでは、SMS・メール・電話などの複数のチャネルを活用し、ユーザーの状況に応じた形でリマインドを行うことができます。あらかじめ用意したシナリオに沿ってアプローチできるため、無理に押し戻すのではなく、自然な形で購入再開を促しやすい点が特長です。
また、受注データと連携することで、すでに購入が完了しているユーザーには案内を送らない仕組みを構築できます。そのため、重複した連絡による不信感や、二重注文のリスクを抑えながら、安心してカゴ落ち施策を実施できます。
⇨ReCVについて詳しく知りたい方はこちら
「離脱前」はサイト体験を整えることで防ぎ、「離脱後」はReCVのようなカゴ落ち対策ツールで丁寧にフォローする。このように役割を分けて取り組むことで、ECサイト全体のCVR改善をより現実的に進めることができます。
まとめ
ECサイトのCVRは、アクセス数や売上だけでは見えにくい「サイトの使いやすさ」や「購入しやすさ」を映し出す重要な指標です。CVRが伸び悩んでいる場合は、集客の質、サイト構造、購入動線、情報の伝え方など、複数の要因が影響している可能性があります。
CVR改善に取り組む際は、数値だけを追うのではなく、「どのタイミングで、なぜユーザーが離脱しているのか」を整理することが大切です。離脱前の課題にはサイト改善やEFO施策を、離脱後の課題には適切なフォロー施策を検討するなど、状況に応じて対策を切り分けて考えることで、改善の方向性が見えやすくなります。
自社ECサイトの現状を把握し、取り組みやすい施策から一つずつ見直していくことが、CVR向上への着実な第一歩といえるでしょう。
株式会社ストークメディエーション
パーソナライズヘアカラーブランド『COLORIS(カラリス)』を展開し、定期通販サービスを提供している。 『COLORIS』では、WEB カウンセリングに基づいて、一万通りの処方から一人ひとりに最適な処方で、ヘアカラー&トリートメントをカスタマイズして販売。購入後もマイページ上で担当スタイリストが継続サポートを行う。 『COLORIS』は、宝島社の美容誌「&ROSY」2020年3月号の「編集部が選ぶベストコスメ」にて、ヘアケア部門で第1位を受賞。
株式会社エイチームウェルネス
エイジングケア化粧品ブランド『lujo』などの開発・販売を行う。 『lujo』は、さまざまなテクノロジーを用いた成分や処方により、効果を実感できるエイジングケアを目指した、化粧品ブランド。化粧水や美容クリーム、リキッドファンデーションなどの製品を取りそろえる。 同社は、比較サイトや情報サイトなど、さまざまなウェブサービスの企画・開発・運営などを行う「株式会社エイチーム」のグループ会社である。
株式会社オモヤ
「人×価値あるもの×テクノロジーで世界中を幸せにする」をミッションに掲げ、EC事業・広告制作事業を展開。4つのECブランドを運営し、体にまつわる女性の悩みやコンプレックスを解消するほか、生活習慣の改善やわんちゃんの健康をサポートする商品を提供している。